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パパママ必見!1歳から2歳までに自閉スペクトラム症を発見するための行動パターンとその対処方法

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こんにちは町中の『まっさん』です

 自閉スペクトラム症(以下、自閉症)の早期支援は本人のその後の生活の向上には有効なことです。ところが、なかなか「早期」支援ができないのが現実です。

 

なぜだと思います?

 実は自閉症の診療ガイドラインが日本にはないからです。

 わかりやすくいうと

自閉症かなぁ?基準がないからなぁ。。。」

ということです。

 

例えば「高血圧」でいうと 、

拡張期血圧 90以上

収縮期血圧 140以上

であれば、「あなたは高血圧です」といえるわけですが、自閉症にはこの基準がないんですね。。。

 ここで重要なのが「行動観察」です。つまり、本人の行動をみて自閉症を早く発見してしようということです。

 

今回は「自閉症スペクトラム症」を行動マーカーで早期発見するについてつらつら書いてあります。

 

自閉症診断がおくれる理由

発達障害の子供にたいして早い段階で専門家が介入することは有益であることはわかってます。

 

なのに。。。

なかなか介入ができないんです。

なぜか?

それは圧倒的に専門家あるいは専門機関が少ないからです。

自閉症の症状は個人により異なります。このため専門家でないとすぐには自閉症とは判断できないケースもあります。

 

日本では1歳6か月のときに健診を受けますが、極端に発達の遅れや言葉の遅れがないかぎり短時間の健診時間では気づかれないことが多いです。

自閉症かも。。。』

と疑っても

「様子をみましょう」

ということになりやすいです。

そのため自閉症に対する支援が小学校に入学後あるいは学校卒業後にずれこんでしまうケースもあります。この原因の1つに、日本には「自閉症診断のガイドライン」がないからかもしれません。

早い段階で「親」の介入が重要

ここでいう早期とは「2歳未満」の子供をいいます。早期に発見して専門家の介入のもとで言語治療や医学的治療をするのがベストです。

が、

自閉症の人の数に対して専門施設が足りないのが現状です。早期診断も大切ですが専門機関が足りないため十分な治療を受けれない可能性が出てきます。

 

そこで自閉症専門家の代わりに、専門家の指導のもとで「親」が家庭で早期に介入する「家庭療育」が重要になります。3歳までに個別的な早期療育を受けた自閉症の子供は、地域で行われている療育プログラムを受けた自閉症の子供よりも、コミュニケーション能力、発達や情緒の安定、適応の向上などがよかったとの報告もあります。つまり、「親」が自閉症治療にかかわるほうが効果があるというわけですね。

 

さらに海外のガイドラインでは

自閉症の疑いがある子供の発見から3か月以内に専門機関に紹介することがのぞましい

とされています*1

簡単にまとめると

かかりつけの医師などが

自閉症かも。。。」

とおもったら、3か月以内に専門機関にいって、

自閉症の専門家の指導のもと

「親」が家庭で”早期療育”をするのがベスト

ということになりますね。

 

1歳6か月までの自閉症の兆候を見つける

2歳程度の子供の言語能力や発達程度は個別要素が強いため、自閉症との判断が難しい。このことが自閉症の早期発見を困難なものにしている。

 

とはいえ、いくつかの兆候はあります。

その兆候を年齢別あげてみました。

 

2歳までの自閉症の兆候

1歳になるまでに現れる自閉症の兆候

  • アイコンタクトをしない
  • 他の子供に興味がない
  • 笑顔に対して笑顔で対応しない
  • 名前を呼ばれても反応しない
  • 人見知りをしない

1歳6か月になるまでに現れる自閉症の兆候

  • 興味のある対象に指差ししない
  • 大人の指差しを目で追いかけない
  • 大人の視線を目で追いかけない
  • 言葉だけでは指示内容を理解できない
  • 大人の身振りや動作を真似しない

ASDを疑う行動

  • 極端な偏食
  • 睡眠に問題がある
  • 音に敏感に反応する
  • 抱っこを要求が少ない
  • 1か所をじーっとみているが、どこを見ているかわからない
  • ごっこ遊びをしない

自閉症の「兆候」は定型発達児*2との比較で評価されています。つまり、社会性の発達過程で出現する行動パターンが自閉症の子供にはみられないことで「兆候」のある行動となるわけです。

 

まとめ

 

自閉スペクトラム症に対して専門家が早期に介入することで、その後の社会生活、コミュニケーションの発達や情緒の安定、適応の向上などが改善できるといわれています。

 

ところが、対応できる専門家、専門機関の不足、自閉症に対する診断基準(ガイドライン)が自閉症の早期発見の困難さを生んでいます。

 

一方で、家庭内で「親」による”早期療育”はその他の療育プログラムよりも有効だとの報告もあります。

 

ところが、

自閉症の「兆候」は定型発達児との比較のなかで評価されるもの

です。

 

今日の少子化の中で「親」が早期兆候を発見するのはむずかいでしょう。

なにせ、比較する子供がいないんですから。。。

そのため、集団生活が始まるまで言葉の遅れや発達の遅れに気づかないことが大半です。

 

とはいえ、専門家でなくても

自閉症の兆候」

はそんなに複雑な行動ではありません。

知識さえあれば、「あれ」っと感じるのではないでしょうか。

 

*1:National Institute for Health and Clinical Excellencw:Clinical guidline Autism spectrum disorder in under 19s: recognition, referral and diagnosis. September 2011  

*2:定型発達児:発達障害がない子供のこと