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7つの行動からわかる自閉症の早期発見

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こんにちは『まっさん』です。

自閉症スペクトラム障害早期発見が大切ですよね.。

 

赤ちゃんの段階で自閉症スペクトラム(以下、自閉症)の診断ができれば脳が柔軟なうちに治療が開始できるので、赤ちゃんのときに自閉症スペクトラム治療をはじめるのが理想ですが。。。

 

それが、なかなか難しいです。

理由は簡単。

赤ちゃんが言語によるコミュニケーションができないからです。

 

いま、自閉症の診断に血液が利用できないか、研究が進んでいます。自閉症の早期発見について、血液検査による早期診断の可能性にふれつつ、『行動観察』による自閉症診断についてつらつら書いています。

自閉症」は2歳まで判断できない

自閉症治療は早ければ早いほど改善の可能性が高いです。

赤ちゃんの脳(正確にはシナプス)は生後6か月~12か月までは急速に増加していきますが、そのあとは環境に対応しながら徐々に減少していきます。

 

つまり、乳幼児の脳は2歳までは柔軟に対応できますが、その時期を過ぎると構造化がすすんでしまい外から影響を与えることが難しくなります。要は「頭が固くなす」んです。

 

以前は、ある脳に生じた機能障害が自閉症の原因だと考えられていました。つまり”生まれつき脳自体の働きが低下した”脳の病気と考えられていたんです。

 

脳の特定部位の機能が低下してるから自閉症になる。だから脳の機能を改善しないと自閉症は治らないと考えられていたわけですね。

 

ところが、現在はその考え方は間違っているんではないかという意見が多くなってきています。


脳の機能には問題ないが「脳の各領域」がお互いにうまくコミュニケーションができないために自閉症が起きるのではないかという考え方にが主流になっています。

 

つまり、脳に障害があるわけではなく、各脳領域をつなぐ配線が混乱しているためにうまく行動ができないのではないかというわけですね。

 

これならば、脳の構造が固定していまう前に配線をつなぎなおせば自閉症は改善することになります。

 

そこで重要なのが自閉症の「早期診断」です。
脳の構造が固定される前、脳が劇的に変化している時期(2歳まで)に治療を開始すれば自閉症は解決可能です。

 

ところが、2歳までの自閉症診断は不確定な要素がおおすぎて困難なんですよ。

自閉症が乳幼児の発達過程に及ぼす影響は多種多様!
「これだ!!」
という特徴がないんです。

 

2歳までの子供は”話がうまい子”もいれば、”(普通に)話しが苦手な子”もいる
平均的な知的さを持つ子もいれば、非常に乏しい子もいる。

 

これらの行動が「自閉症によるもの」か「個性」かは不確定なんです。。。
つまり、乳幼児期の「行動基準」がないので、自閉症の診断が難しいんです。

血液検査による自閉症診断の可能性

 

そこで、行動基準では判断できないならば「血液の成分」に特徴がないか調べることになりました

 

ビックデータ解析の進歩いにより、「血液と自閉症」の初期の研究では免疫細胞とタンパク質濃度が平均的な子供と自閉症の子供で差があることが発見されました現在この分野の研究がすすみ、90%の確率で判別可能なようです。

Multivariate techniques enable a biochemical classification of children with autism spectrum disorder versus typically‐developing peers: A comparison and validation study

Daniel P. Howsmon  Troy Vargason  Robert A. Rubin  Leanna Delhey  Marie Tippett  Shannon Rose Sirish C. Bennuri  John C. Slattery  Stepan Melnyk  S. Jill James  Richard E. Frye  Juergen Hahn
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/btm2.10095

血液データが診断指標になれば言語コミュニケーションができない新生児にも使えるようになります


ただし問題がないわけではありません

 

先ほども書きましたが、かつて自閉症は「生まれつき」の病気だと考えられていました脳の障害と思われていたんですね

 

ところが、現在はそうではありません。

もともと遺伝的に”自閉症スペクトラム障害”になりやすい体質でうまれ、生活環境のなかにある要素が”トリガー”となり発症すると考えられています。この場合、血液検査だけでは判断できないということになります。

 

しかしながら、「血液検査」による診断は自閉症スペクトラム診断に有効な手段に違いありません

 

行動パターンから早く診断する

自閉症の診断は”2歳”のタイムリミットまでまつしかないのか?

実は、生後12か月の時点でも自閉症の兆候はあります
「なんとなく」みているだけではわかりませんが、注意深く観察していればチェック可能かとおもいます

表)自閉症の特徴的な行動パターン

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以上の行動のうち7つ以上あてはまるものがあるがあいは専門家に相談しましょう

まとめ 『早期診断』がポイント

 

「血液検査」にしろ「自閉症診断観察」にしろ早期診断・早期治療がカギとなります

特に2歳以下の段階で専門家が介入できれば、かなりの改善が見込めます

 

それは自閉症スペクトラム障害は脳の複数の領域のコミュニケーションができずに発症していることはほぼ間違いないからです

 

確かに早期発見が困難ではありますが、ビックデータ解析の進歩により「血液検査」による診断ができるようになりつつもあります

 

また自閉症の原因は、外からの脳領域への入力(刺激)が少ないと、その部分はうまく発達できない
その結果、ことばを話せなかったり、他者との社会的関係を築くのが困難になったりします

 

残念ながら、このような現象は例えばネグレクトをうけた子供に多いです

 

 いずれにしても、早期診断と専門家による早期介入ができれば、適切な入力(刺激)を積極的にあたえることができ、もつれた脳の配線を改善できるようになるでしょう